KS工法について
『KS構法』は、木材加工による連結部の断面欠損が少ない金物工法を採用しています。
さらに連絡ボルトの緩みや、めり込みを防止する特殊金物『KSジベル』を組み合わせることで、
その安全性を飛躍的に高め、地震による連結部の破損や家屋の倒壊を防ぎます。
木材の品質検査の説明
木造住宅に使われている木材の品質が開示されていないことに不安を感じませんか。
KS構法に使う木材は、グレーディングマシン(品質検査機)によって
含水率・曲げヤング係数を検査し、それに合格した材料しか使用していません。
また、検査に合格した木材には性能数値を印字表示し生産者の顔が見える
出荷証明書をお渡ししています。
【含水率とは】
木材に含まれている水分率のことです。水分が多い木材は、ねじれや曲がりが発生します。
KS構法では、含水率(SD)20%以下を基準にしています。
【ヤング係数とは】
木材の応力度(強度)の数値です。係数が大きければたわみにくく、
係数が小さければたわみやすいことを示します。KS構法では、ヤング係数(E)50以上を基準にしています。
構造の安全性〈金物工法+KSジベル〉
木造の家は、木材の木組みで構成されます。よって、木造建築の安全性を語る上で
最も重要なところは、木組みにおける連結部(仕口)です。
【KSジベルの特徴】
直径25mmの十字架ジベルを連結部分に挿入することにより、無垢剤の木痩せによるボルトの緩みを防止し、
金物(ボルト)のめり込みを緩和します。また、地震時の応力を中心点から均等に伝達するので、
従来の材の横に取り付ける補強金物(羽子板金物・ホールダウン金物)と違い、応力の伝達時に
起こる力のねじれ(回転)を防止し、地震時の安全性を飛躍的に向上させます。
KSトラス
在来工法では新築時の家族構成のプラン(間取り)を元に、構造の骨組みが構成されていて
将来のライフスタイルの変化に対応できません。
KSトラスを小屋組みに活用することで、未来の理想とする家族の生活空間を
自由に可変できる構造躯体(スケルトン)を木造で可能にします。
安心の確認〈実験データの蓄積〉と安全の証明〈構造計算〉
公的機関である熊本県林業研究指導所の協力を得て、
木造建築で最も重要な接合部の破壊試験を
行い、構造上の安全性を確認するとともに基準耐力値の
公的試験データとして蓄積しています。
またその蓄積された公的データは構造計算及び構造解析などに活用し、
構造における安全性を確認しています。